鍼灸ってどんな治療法ですか?
鍼治療は、鍼と呼ばれる専用の治療具を用い、身体の表面【主に経穴(ツボ)にあたる部位】や特定の筋肉・各部位などに対し治療を施し、症状の改善に効果をあげます。灸治療とは、一般的には艾(もぐさ)を用い、身体の表面【主に経穴(ツボ)にあたる部位】に温熱刺激による治療を施し、症状の改善に効果をあげます。
鍼の治療は痛いですか?
鍼は非常に細いため、ほとんど痛みを感じません。なぜなら、いわゆる注射針と太さや形状が違うからです。因みに採血用の針は直径0.7ミリですが、鍼灸で使用する鍼は直径0.14~0.25ミリと髪の毛の細さしかないからです。また、形状は採血用の針は先が尖っていますが、鍼灸で使用する鍼は皮膚や筋繊維の間を通るように丸みのある形になっています。ただし完全な無痛というわけではなく、鈍いような重いような感覚や電気が流れるような感覚をうける場合もあります。
鍼は、使いまわしですか?使い捨てですか?
当院では「ディスポーザブル鍼」を使用しています。つまり使い捨ての鍼を使用しています。使用後に使いまわすということは、一切ありません。使用済みの鍼は医療廃棄物として処分しています。
鍼灸はどのような病気や症状に効果がありますか?
鍼灸は、慢性痛、不眠症、消化器系の問題、ストレスや不安など、さまざまな病気や症状に効果があるとされています。WHO(世界保健機構)で定められている鍼の適応症 としては 41疾患あります。また、その他の適応症となるものも数多くあります。各種症状について|公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会 (zensin.or.jp)
鍼灸は毎日やっても大丈夫ですか?
大丈夫です。
鍼灸の治療にはどれくらい時間がかかりますか?
一般的に、鍼灸の治療は約30分から45分程度を要します。治療の内容や患者様の症状により、所要時間は変動することがあります。
鍼治療の前後にお風呂に入っても大丈夫ですか?
治療後、3時間経過した後であれば大丈夫です。
鍼治療の後にアルコールを飲んでも大丈夫ですか?
治療後、3~4時間経過した後であれば大丈夫です。
鍼灸の治療には副作用がありますか?
鍼灸は全体的に安全な治療法とされていますが、一部の人にとっては軽い痛み、出血、あざなどの副作用が出ることがあります。当院では、新規患者様に施術前に必ず10分から15分の問診を行っております。問診のなかで、ご自身の健康状況を伝えることが重要です。
予約は必ず必要ですか?急に痛くなった場合診てもらえますか?
基本的にはご予約をいただいております。ただし、急な痛み(※ギックリ腰等)の場合は、ご連絡ください。予約状況をみて施術いたします。
鍼灸は健康保険が使えますか?
当院は保険適用できますが、「対象となる疾患であること」「医師の同意書があること」の2点が条件です。次の疾患は鍼灸治療の健康保険取り扱いの対象です。
1.神経痛 2.リウマチ 3.腰痛症 4.五十肩 5.頚腕症候群 6.頚椎捻挫後遺症 その他これらに類似する疾患など。
条件によっては、適用とならない場合がありますので、詳しくは、当院にお問い合わせください。
交通事故の傷害や後遺症などは保険適用になりますか?
保険適応となります。ただし事故を担当する保険会社の承諾が必要です。条件によっては、適用とならない場合がありますので、詳しくは、当院にお問い合わせください。
在日外国人の保険治療はどのようになりますか?
自由診療のみです。
整体やカイロプラクティックとはどのように違いますか?
鍼灸の免許は厚生労働省管轄の国家資格です。国家資格をとるまでに3年の修業が必要です。通信教育制度もありません。その後の国家資格試験に合格してはじめて資格が取得できます。当院の施術者も当然ながら全員「はり師」きゅう師」の国家資格取得者です。
整体やカイロプラクティックは国家資格ではなく、国や公的機関から認められているものではありません。
近年流行の「癒し」産業ですが、鍼灸マッサージ師以外に多くの民間からの就業者が増えています。これらは法的な整備が整っていないことを逆手に取った「脱法行為」です。無免許で実質的なマッサージを行なっている国家資格を持たない民間業者の場合、治療を主目的とはしておらず医療事故に対する危機管理・健康被害への認識が薄いので受療する際には注意が必要です。厚生労働省では、平成24年8月2日に独立行政法人国民生活センターが報道発表した「手技による医業類似行為の危害-整体、カイロプラクティック、マッサージ等で重症事例も-」において、国家資格を有しない者と思われる手技による医業類似行為によって健康被害が生じた相談が相当数あることを受け、消費者庁や都道府県の衛生担当部局に対し、指導の強化を呼びかけています。
当院では、賠償責任保険に加入していますから、あってはならないことですが、万が一の施術中の事故にも患者様への補償がおこなえます。無資格治療院にかかり事故に遭っても泣き寝入りになったり、示談交渉、また 裁判へ発展することも考えられます。
無免許資格者による施術とは何ですか?
国家資格を持たないいわゆる無免許無資格者が開業している可能性が非常に高いと思われる業種には電話帳などで「各種療法」に分類されているカイロプラクティック、整体、エステティック、クイック、タイ式、リフレクソロジー、気功、アロマテラピーなどがあります。疾病や症状名を表示し暗に治療をほのめかす広告をしたり、「厚生労働省認定」「○○県知事認定」といった、あたかも公的な資格であるかのような内容の広告には十分注意してください。業界独自で認定書のようなものを発行しているところもありますが、各団体で統一した規格もなく曖昧で日本国内においては、国家資格などの公的資格としては存在しておりません。
治療費はいくらかかりますか?
当院ホームページの「施術メニュー・料金」をごらんください。
生活保護は適用されますか?
当院は、県の指定機関となっておりますので、適用されます。