【症状】
激しい運動や労働で胸の筋肉を使いすぎて胸が痛くなることがあります。そんなときは休養すれば自然に回復しますが、ツボ療法をすれば、早く効果的に痛みを取り除くことができます。
【ツボ】
大杼(だいじょ)、風門(ふうもん)、肺兪(はいゆ)、心兪(しんゆ)
【治療】
胸の筋肉が痛むときは、必ず背中がこっています。まず、入浴してからだをよく温め、全身のこりをとり除きましょう。
胸の痛みに効くツボは、背中の肩甲骨の内側あたりに背骨にそってズラリと縦に並んでいます。少しぬるめの湯にゆっくりとつかってからだを温め、次にシャワーの湯を勢いよく出して、背中のツボのあたりにかけます。
熱めの湯→ぬるめの湯→冷水の順に5~6回かければ、背中の血液循環がよくなって胸の痛みもとれてきます。入浴後は水分を残さずふいて、すぐに就寝すると、翌朝はすっかり胸の痛みがとれているはずです。
こうして、その日の疲れはその日のうちにとることが、ツボ療法の基本です。
健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。
全日本鍼灸マッサージ師会のホームページより