足の親指をつかんで強く反り返らせる
【症状】
ふくらはぎの筋肉が急に硬直し痙攣をおこすのが、こむら返り。夜寝ている時や泳いでいる時におこりやすく、足の疲れや冷えなどが原因。また、糖尿病やバセドウ氏病の症状としても現れることがある。
【ツボ】
承山(しょうざん)
【治療】
水泳中にこむら返りが起きるのは、水泳前の準備体操が足りないため。十分に準備体操をしてから水に入ることが大切です。もし水泳中にこむら返りが起きたら、早く水から上がることです。上がれない時は痙攣している方の足の親指をつかんで、思いきり強く反り返らせる。そうすると、ふくらはぎの筋肉がのびて、痙攣が止んできます。そして、できるだけ早く水から上がり、ふくらはぎを強くつかめば、たいてい治ります。陸で起きた時も同様に処置。水中よりは精神的に余裕があるので、治るまで親指をグルグル回してもOKです。その後、患部を蒸しタオルで20から30分温め、承山のツボを丁寧に指圧して再発を防ぎましょう。
全日本鍼灸マッサージ師会のホームページより