化膿するおできも、もぐさ灸で治る
【症状】
ブドウ球菌のような化膿菌が毛穴に感染して膿を持ち、炎症が皮膚の奥まで進んだものが「おでき」。感染初期は毛穴に丘疹ができて、しだいに赤く腫れて膿を持ち、痛みが強くなります。化膿が進むと、おできの口が開いて膿が出はじめ、中心部から膿の塊が排出されると自然に治るが、後に小さな傷跡が残る。この間、約10日。
【ツボ】
曲池(きょくち)、足三里(あしさんり)。
【治療】
おできには灸治療が優れた効果を現します。灸はできるだけ早くすえると、それだけ効果大。おできはできてから数日後に化膿するので、化膿前にすえることが大切。そうすると、化膿せず治ってしまうことがほとんどです。しかし、化膿した後でも、おできの口が早く開き早く治ります。腰から上の上半身にできたら曲池に、下半身のおしりや足にできた時は足三里に、それぞれ米粒大のもぐさで、朝昼晩と一日3回、30壮(回)以上、熱さを感じるまですえて下さい。
全日本鍼灸マッサージ師会のホームページより