ストレスが原因の腰痛には灸がよく効く
【症状】
心で「頑張らねば!」と思っていても、肉体は正直。ストレスが高じると無意識のうちに身体のあちこちにさまざまな症状を現して、苦しみを訴える。現代のようなストレス社会では、ストレスが原因の腰痛が増えている。出勤前になると痛みだし、帰宅するとケロリ痛みが止まることが多いもの。
【ツボ】中極(ちゅうきょく)、気穴(きけつ)
【治療】
へそから真下へ片手幅分のところの中極と、中極から斜め上へ指2本分の気穴に、1日1回、3~5壮(回)ずつ、灸をする。3日すえて1日休むようにして続ける。しだいに全身の気の流れが調節され、ストレスで弱っていた生命力や精力が蘇り、体質も強壮になってくる。とくに中極は、全身の気の流れを調節する任脈上にあり、遺精・遺尿・頻尿・インポテンツ、生理不順等にも著しい効果がある。また、気穴は腎経のツボで、腎が弱ると腰に痛みが走り、精力も弱まる。
全日本鍼灸マッサージ師会のホームページより